多摩グリーンボランティア森木会
      え ん そ く 日 記 2012年5月12日(土)

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2012年5月12日(土)、季節もよいので
植物に詳しいSさんにガイドを願い、
よこやまの道を西へ歩く
「遠足兼観察会」を行いました。
定例作業後、12名が残って
もみじの広場」でお弁当。

出発まで諏訪ヶ岳へちょっと観察に。
あじさいの小径にはホオノキの花が。

諏訪ヶ岳には例年どおりにキンランが。
今年はちょっと少ないでしょうか?




わずかですがギンランも
咲いています。

もみじの広場に戻ると
ここにもお花が。
左はコウゾリナ、すっくと立ちます。
中はカキドオシ。

ヒメジョオンに遊びに来た
ベニシジミ。

 …などと中々出発できません。

12時50分、ようやく出発。
もみじの広場を出る前に
であった「ウコギ」。


すぐ先には「アマドコロ」。
ナルコユリと似ていますが
茎に稜(りょう)があるのが特徴。
これも根が食べられます。

ササ薮の上にはサルトリイバラ。
実は秋に赤く熟すそうです。
ルリタテハの幼虫の食草。

少し行くと左手に家庭菜園が広がり
明るくなります。
…そうそう、今日のコースです。
現在位置は展望広場の手前。
日向の土手にはカタバミ。

明るい土手道に明るい花が続きます。
この辺の花は菜園の人達が植えたの
でしょうか… アヤメですね。

ハナニラかと思いましたが
ちょっと違います。
まさかホソバノアマナでしょうか?
先生に遅れてしまったので
確認できません…

13:05展望広場(写真忘れ。^^;)
「防人見返りの峠」の標識(写真は
以前撮ったもの)が立ちます。
展望はこんな感じ(1月ですが)。
すぐにコゴメウツギ。
右はキブシの若い実。
は3月頃によく見かけますね。
実は黄色に熟すと
染料(黒)にしたそうです。


さらに行くと左側にキンランが何本も。
この辺はだれがケアしているのでしょうか?


キンランは菌根菌と、それが依存する樹木とで
三者共生しているため、移植しても
数年以内に枯死すると言われます。

国士舘大の裏に差し掛かった所で
枯葉の下からあわてて出て来たのは
アオオサムシ。メタリックな光沢で
シャカシャカと歩きます。
エサはミミズ、イモムシなど。

左下を見ると、竹藪のむこうに
湧き水の流れが。
道がないので行けないのが残念ですが、
この先では初夏にホタルが見られるとか。


いい匂いがすると思ったら
ニセアカシアの花
みんな争うように匂いを吸い込みます。


正式和名はハリエンジュ。
花はきれいだけどトゲに気を付けて。
また、花以外は食べられません。

日陰の道にはひっそりとフタリシズカ。
能楽「二人静」で静御前の霊が憑依した
菜摘女と静の亡霊が白拍子の衣装で
舞う姿に見立てた名前とか。
なんて奥深い!

こちらはスイカズラ(または忍冬)。
花はまだのようですが、
花を口で吸うと甘いことが
名の由来だそうです。

石碑が現れました。
こんなもの、あったっけ?
この周りだけ篠竹が刈ってあって
新設か既設かで意見は二分…

遊歩道から一般道へ出た所にあった
ヒメコウゾの雌花序。
なんともユニークな形。
赤い毛は花柱です。


多摩ニュータウン市場裏手を
鎌倉街道へ向かって降りて行きます。


鎌倉街道を渡る陸橋の上に
しぶとく咲いていたヘラオオバコ。
これも面白い形。
白い部分はオシベ。


陸橋から遠望した桐の花。
そばで見られなかったのは
残念。

橋の西詰めには
キツネノボタンの群落が。
実はコンペイトウの形に。
きれいだけど有毒。


ニワゼキショウ。
5〜6ミリの小さな花だけど
よく見るととてもきれい。

妙櫻寺の横にあった
カラスビシャク。
テンナンショウの仲間に似ていますが
ハンゲ属という別属に入ります。

恵泉女学園前まで来ました。
歩道に咲いているのはムシカリ。
虫が葉を好むのが名の由来だそうですが
そのとおり穴あき。

垣根のムベ。
秋になるとアケビに似たをつけますが
裂けることはありません。
実は甘く食用可。

14時30分、ようやく一本杉公園に到着。
2時間近く休憩なしで歩いてしまい、ちょっとお疲れ。
道はまだまだあるのですが、今日はお開きということに。
芝生広場では、ちょうどグリーンライブセンターの
A事務局長となな山緑地のAさん(お二方ともAさんです)にばったり。

写真はこのA局長に撮っていただきました。
皆さんお疲れ様でした。
                                 


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