多摩グリーンボランティア森木会
      え ん そ く 日 記 2013年10月12日(土)

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初めての秋の遠足兼観察会。
今回はお隣の
「黒川よこみね緑地」から
はるひ野・黒川方面へ。
昼食後13時、
12名で出かけました。

もみじの広場の
ナンバンギセル。

諏訪ヶ岳五差路。
今日の道は、旧「瓜生黒川往還」。
ここは峠でもあり、黒川の炭や
禅師丸柿を背負って来た人たちが
一息入れた所に違いありません。

川崎市側へちょっと降りると
ドングリやヤマグリがころころと。
ところで今日のコースです。

舗装道路に出ました。
急に明るくなります。


こちらは平成20年ごろから
整備された静かな住宅地。
写真奥左手が目標の緑地です。


見えてきました。
木々の中に草地が広がり
湧水池があります。

「黒川よこみね緑地」
入口にある看板です。
管理主体は
「水辺のある里山を守る会」。


エリア説明の看板。
私たちのエリアと合わせてみるとこんな感じ
図の「自然の森」南縁が、さっき通って来た
黒川往還の道です。

「守る会」代表の方に迎えられ
説明をうかがいます。
みんなキョロキョロ。


日向にクサギの実が開いていました。
赤いガクの中に黒い実が
追い羽根のようです。

木道を西の山際へ。
白く無数に咲いているのはミゾソバ。
かつては田んぼの溝や
小川の岸にたくさん見られたそうです。

湧水池。
湧き出す箇所はほかにも
いっぱいあります。

ガマの穂が生える池。
板があるのはザリガニ捕りの仕掛け。
イヌタヌキモなどを食べてしまうため
トンボが産卵場所を失い
水質も悪化。

キバナアキギリの群落。
やや花の終わりの時期。

こちらはカシワバハグマ。
「ハグマ(白熊)」とは、
ヤクの尾の白毛のことで
武将の采配などに使われたとか。
多摩丘陵には個体数は
少ないそうです。

中央の池の前へ
戻ってきました。
初夏にはホタルも見られますが
希少な動植物が全体に減っており、
保全に苦心されているとのこと。

東の池をぐるっと回って
草地へ出ます。
湧き出した水は排水路から暗渠へ。


その先には
メリケンカルカヤの草原。
白い綿毛の穂がついています。


畳に使う
イグサが生えているようなのですが
写真では分かりづらいかも。


黒川よこみね緑地の見学を終えて
尾根道を黒川方面へ。
おっと何か見つかったようです。

センニンソウの実です。
ホタルの飛跡のような
不思議な景色。
花はこちら(9月もみじの広場)。


ワレモコウがありました。
地味ですがれっきとした花。
なぜか和のテイスト。


青空に柿の実のなる下を
行きます。
(残念ながら手が届かない。)


ノブドウと
カラスウリ。
毒はないけど不味い。


こちらはアオツヅラフジ。
実は晩秋に青く熟しますが
食べない方がいいらしい。


坂を降りて
黒川の平地に出ました。
農地が拡がっています。

西の方には
稲刈りの済んだ田んぼ。
刈取り前の田もあります。
今は稲刈り時期の真っ最中。


15時、JA直営の農産物直売所
「セレサモス」に到着。
遠く近くからのお客さんで賑わっています。
みんな一休み。


さて買物も終わって出発。
ネギしょって帰る人も。


途中まで同じ道を戻ります。
道ばたでは竹伐採の作業中。


右手には
「はさ掛け」された稲が。
ビニールで雨防ぎして、
丁寧な仕事です。


残っている稲田では
たわわに稔った穂が。



カツラの木がありました。
西日をあびて黄金色に色づいた葉が
とてもきれい。


脱穀が進んでいます。
木漏れ日に
煙のように見えるのは
舞いあがったモミの粉。
その向こうを行きます。

道ばたに
ホトトギスを発見。

菜園の傍らにはツルムラサキ。
見た目もきれいですが
栄養価もホウレンソウより上。

この辺から谷戸田沿いの
山道を登ります。
変なコナラがありました。
樹洞もあります。
だれか住んでいるのでしょうか。


斜面の道を帰ります。
この左上は往路で通った尾根道。


15:30 諏訪ヶ岳五差路へ帰着。
遠足も3回目で慣れてきました。
Sさん植物ガイドいつも感謝です。
次がまた楽しみ!




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