多摩グリーンボランティア森木会
      え ん そ く 日 記 2016年8月28日(日)

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今年夏の遠足は高尾山。
班員14名に加え、多摩市
植物友の会の方2名が
高尾山口駅に集結。
本日のMAPはこちら

8:35小雨の中を出発。
ケーブル駅の脇から
琵琶滝を目指します。


いきなり迎えてくれたオオモクゲンジ。
黄色い花の右に白い袋状の果実。

足元にはキンミズヒキ
マムシグサの赤い実が。

川沿いによくあるオニグルミの実。
秋には成熟し種子は食べられます。


道脇のお地蔵様をパチリ。
あれ? よく見ると七福神か?



沢沿いには植物が豊富。
ダイコンソウキツネノボタン
ヤマホトトギスがありました。


6号路の登山口を入ります。
標識には「琵琶滝水行道」とあり、
修行者の為の道だったのでしょう。

友の会の方々は次々に花を発見。
タマアジサイは無数に見られ、
足元にはミヤマフユイチゴノブキ
ノブキの実は面白い形で、
「ひっつき虫」になります。


こちらもひっつき虫になるフジカンゾウ。
よく似たヌスビトハギに比べ
背が高く、複葉の枚数が多いです。


ひっそりと咲くハグロソウ。
近くにはマツカゼソウや 
花の終わったウバユリ も。


琵琶滝の修行場を見て右へ
急坂を登ります。



10分ほどで高尾病院への分岐点。
ここで一休みしてワンショット
さらにつづら折れを登ります。


10時、1号路に出ました。
みんな笑顔に。



ケーブルで来られた 
友の会の方お1人と最後の合流。
雨がまた少し降って来ました。


浄心門の左手から
3号路へ下ります。



3号路は「高尾山の植物コース」。
静かで歩きやすく、
たくさんの植物に出会えそう。


まず現れたのはエンコウカエデ。
葉の切れ込みが深く、
鋸歯(葉のギザギザ)がありません。


シロヨメナ(右)。
そしてヤブランツルギキョウ
カラスザンショウは独特の香り。


谷にかかる橋を渡ります。
目の下にはヤブミョウガ



角を右へ折れて急坂を登ります。
傍らにはミヤマシキミ
微かに柑橘系の香り。



11:20薬王院からの裏道との
合流点に到達。
これを左へ行きます。


車も通れる広い道を
山頂方向へ。


カツラの人工林に出ました。
いい匂いの元はここの黄葉。
風がないので香りが満ちています。


オオハナワラビモミジガサなどを
見ながら行きます。
落ちていたカヤの実(右)もいい香り。


見つけたのはシモバシラ
…といっても植物名ですが、冬には
不思議な氷の花を咲かせるので有名。
高尾ビジターセンターのページへ

ノササゲ
アキノタムラソウを見て
頂上はもうすぐ。


12時、山頂到着。
ここでお弁当の後、
元気な女子3名は一丁平へ、
あとは1号路を下ります。

13時、「あと」組は不動堂に到着。
ここにはカゴノキが。
木肌が鹿の子模様です。


ここの境内にはボダイジュもあります。
ボダイジュの実
変わったプロペラ(苞:ほう)に
ぶら下がっています。


一段下がった薬王院には、
よく似たシナノキがあります。


続いて下る1号路には、
先ほどのカヤの木が多く、
実が鈴生りに。


13:40、ケーブル「高尾山駅」で
友の会の皆さんを見送り
さらに徒歩で下ります。


1号路の下りは侮れない傾斜。
その脇にはコナラの古木があります。



せせらぎを渡る小橋の傍には 
キツリフネ。
登山道の沢道でよく見かける花です。


登山口まで戻るのもあとわずか。
杉の高木の並ぶ静かな中を下ります。

14:40、麓のおそば屋さんで 
無事下山の美酒でカンパーイ。
植物友の会の皆さんのご参加で 
充実した山歩きを楽しめました。
なお、一丁平へ往復した女子3名も山頂茶屋で
アイスと天狗焼きで慰労会後、無事下山とのこと。




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